2007
« 介護等体験で老人ホームへ »

折り紙を教えてもらいました。
ボケ防止には指先を使う折り紙がいいそうです。
そして、お年寄りにも簡単に折れる兜ややっこさんがおすすめだそうです。
百歳を過ぎても元気なお年寄りから教わりました。
一週間の介護体験が終わった。
とても充実してたけど、もう行きたくない。・゜・(ノд`)・゜・。
ずっと老人ばかり見てたためか、50才が若く見える。
母の顔を見たら「若っ!」と思ったぐらい。
子どもにすごい癒されるよ。
教員免許をとるためには、計7日間の介護体験が必要。
今回行ったのは高齢者関係福祉施設だった。
最初の3日間はデイケアサービスセンターで、残りの2日間は特別養護老人ホームで実習。
活動時間は8時半から17時半までで、途中で90分の休憩が入る。
デイケアでは朝、車で利用者を迎えに行くことから始まる。
二階建ての古いアパートに住んでいる人、大きな新しいマンションに住んでいる人、広い駐車場がある立派な家に住んでいる人、住宅街の中の普通の一軒家に住んでいる人など、様々だ。
車椅子が必要だったり、杖があれば自力で歩けたり、健康状態も各々違う。
40分くらいかけて4、5人を迎えに行く。
施設戻ったら、他の車が戻るのを待つ。
9時頃に朝礼だ。
その後は、自宅でお風呂に入ることが出来ない人は、施設で入浴する。
その間、入浴しない人は席に座ってお喋りしたりテレビを見たりする。
お昼は食堂に移動し、給食を食べる。
老人食といい、一食400kcal程度に抑えてあるそうだ。
午後はレクリエーションである。
私が行った週はカラオケ大会であった。
歌いたい人が順番に歌っていく。
演歌ばっかりで、知っている歌はあまりない。
童謡以外で知っていたのは「上を向いて歩こう」だけだった。
おやつを食べたら、帰りの会だ。
やることはカラオケ大会の続きである。
その後、確か16時頃、利用者は帰宅を始める。
移動手段は、やはり施設のワゴンである。
利用者が帰ってから、施設でフロアやトイレの掃除をする。
そうして17時半になり、解放となる。
ちなみに職員はまだ残っている。
初めの日は、慣れるのに精一杯で、終わったらくたくたになった。
体験者の主な仕事は、利用者と話すこと、それから掃除である。
利用者はどこにでもいる普通のお年寄りだが、平均年齢が高い。
皆大正生まれであり、100歳を超える方もいた。
その方はとても元気で、書き物をしたり、運動をしたりする。
また将棋や折り紙を教えてもらったり、昔のことを聞いたり、色々なお話を伺った。
「幾つになっても女は女だな」と感じた。
女三人寄ればかしましいというか、女は怖いというか…察して下さい。
デイケアサービスは、お年寄りの学童だと思った。
家では一人ぼっち又は嫁に邪険にされるから、施設に来て友達と話し気晴らしをする。
特別なことは何もしないのだ。
場を提供しているだけなのだ。
それでも職員は大変そうだったが。
職員は皆明るくて元気で、働き始めた子どもがいるくらいの年齢なのだが、パワーがあった。
うちの母とは違うなぁ。
特別養護老人ホームでは、本当にいっぱいいっぱいだった。
自分で歩けない車椅子の人がほとんどで、認知症になってたり手足が不自由な方も多い。
そういう人達なので、施設に寝泊まりしている。
ずっと合宿が続いてるようなものだ。
朝は8時過ぎに朝食、その後は飲み物(紅茶やコーヒーなど)を飲みながら、テレビを見る。
お喋りしてる人もいるが、ほとんどの人がボーッとテレビを見ている。
この間に、寝たきりの人のオムツ交換をする。
なんつーか、あまり語りたくない思い出である。
古いオムツを捨てて新しいオムツをあてるだけ。
この施設では布オムツだったんだけれど、男性は紙パッドを二枚あてることを知った。(こんな粗チン見たってBLの参考にならねぇよorzてか見たくなかった…うわーん(つД`))。)
12時頃にお昼ご飯である。
車椅子を押して食堂まで行き、多くの人がエプロン(前掛け)をする。
食事は人によって違う。
たとえばメニューが焼き餃子と麻婆茄子だったとする。
軽度の人はそのまま食べる。
中度の人は、ミキサーで混ぜたようなものになる。
手が動かない人は、職員が介助する。
これ、すごい戸惑った。
どこまで意識があるのかも分からないし、どこまで理解できているのかも分からない。
嫌がったりするけれど、ご飯は食べてほしいし、かといって無理強いは出来ないし。
何度も同じ方を担当するうちに、何となく分かってきた。
私が担当した方は、手が震えてうまく動かなくて耳が遠いだけで、頭はしっかりしていた。
初めのうちは戸惑ってばかりだったれど、最後の方では意志を疎通することが出来た。
よかった(;´Д`)
重度の方の食事はお粥みたいなものになる。
食事が終わったら、お風呂になる。
身体が不自由な人にも入れる特性のお風呂で、男性から順番に入る。
職員がやることは多い。
服を脱がせ、車椅子から台へ移動させる。
台から風呂場の台へ移動させ、身体を流し、洗う。
拭いておむつを穿かせ、車椅子に戻し、服を着せる。
髪や足をドライヤーで乾燥させておしまい。
このお風呂介助を見て、すごくショックを受けた。
人によっては、服を脱いで、台に登って、身体を洗って、タオルで拭いて、オムツして、車椅子に戻って、服を着て、髪を乾かすという一巡の動作を全て職員が行う。
理性が残ってないのか、ずっとうーうーあーあー言ってる人がいて、なんともやりきれない気持ちになった。
彼らは、かつて部下を指導し家庭の大黒柱となった父であり、子どもを幾人も育て上げた母なのだ。
それが今は、一人で何もすることが出来ないで、されるがままになっている。
正直、何のために生きているんだろう、ここまで長生きして何の意味があるんだろう、と思った。
お風呂を終えたら、またテレビ観賞で、15時になったらおやつが出る。
その後は17時半から夕食となる。
これで私が見てきた一日はおしまい。
これだけやって給料安かったらやりきれないだろうな。
正直、子どもを相手にした方が全然いいと思った。
相手に対して行うことは子どもと同じなのになぁ。
これだけだとなんなので、少し面白かった話を。
特養の方で、ずっと「心細い、心細い、うちへ帰りたい」と繰り返すおばあさんがいた。
職員に訊くと、彼女の口癖らしい。
近くを通ったら「心細い、心細い、おねえさん」と手を差し出してきたので、これは慰めねばと手を握ったのね。
そしたら「冷たっ!」と言われて、手を払い除けられた。
ええええぇ!?
ちょ、心細いんじゃなかったの!?
洗い物に戻って、その後またおばあさんの近くを通った時、手を差し出してきたので、もっかい手を握ったのよ。
そしたら「冷たっ!」と。
うおおおぉ!?
その後一、二回同じことを繰り返したけど、いずれも同じ反応だった。
ううぅ、うう…。(面白かった)



